アルツハイマー型認知症の薬物治療
病気の豆知識(第5回 アルツハイマー型認知症 薬物治療)
脳神経内科 大谷部長監修による『病気の豆知識』の第5号
今回は『アルツハイマー型認知症 薬物治療』です
1:すでに用いられてきたアルツハイマー型認知症(AD)の治療薬
中等度〜高度AD(精神行動障害に) メマンチン(錠剤)1日1回
2:新規アルツハイマー型認知症(AD)の治療薬レカネマブ
対象:早期ADか軽度認知機能低下 (MCI)
レカネマブ投与対象か否かは,当院認知症治療外来で,脳神経内科部長の大谷が神経所見,検査所見で判断します.
アルツハイマー型認知症ADが発症し,進行悪化するにあたり,プロトフィブリルが神経細胞障害に大きな影響を与えることがわかりました.プロトフィブリルは,やがて老人班に変化します.レカネマブ(点滴製剤)は,プロトフィブリルを除去する薬剤です.非常に効果的です.
詳細は,動画(QRコード)を参照して下さい.
レカネマブ:アミロイドβプロトフィブリルに選択性を持って結合,除去する.
ドナネマブ:アミロイドβプラーク(老人斑)に選択性を持って結合,除去する.
脳神経内科部長 大谷医師 講演の『認知症予防』の動画視聴は下記URLをクリックしてください。
アルツハイマー型認知症の病態、治療、予防 シミズ病院脳神経内科 部長 大谷良 - YouTube
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