ご挨拶・理念・基本方針

ご挨拶

病院長
シミズ病院は、1957(昭和32)年に初代理事長の清水勉が「シミズ外科」として開院し、その後1968(昭和43)年に現在地で「シミズ外科病院」を開設しました。

1973(昭和48)年に現会長の清水幸夫が中心となり脳神経外科を増設強化し、脳卒中や頭部外傷の救急を24時間体制で受け入れ、また常に最新の診断治療を行える医療機器を導入し、脳神経外科領域における経験と実績を重ねてまいりました。

そして、このような歴史を礎として1980(昭和55)年に「シミズ病院」と改称し、現在は一般病床数143床、うち18床の脳卒中ケアユニット(SCU)からなる脳神経外科を中心とする救急指定病院となりました。

開設当初より、くも膜下出血の病因となる脳動脈瘤手術の多くの症例が集まり、その個々の動脈瘤の形状を観察することによって、清水幸夫らが中心となりFT832、FT833クリップが開発されました。

35年ほど前に考案されたこのクリップは、現在開頭クリッピング術において原則となっている“closureline理論”を先取りした形状を持っています。近年では脳動脈瘤治療の主流は血管内治療へと移りつつあり、2010(平成22)年脳卒中センター(現在のSCU)の開設と時を同じくし、いち早く血管内治療を第一に優先した治療体制を整えご要望に応えるよう努めています。

当院では、脳神経外科疾患を中心に年間約2,000件の救急患者の受け入れがあり、24時間365日、脳神経外科医2名の当直体制で対応し、種々脳神経疾患の診断から急性期治療、早期のリハビリテーションへの円滑な治療体制を整えております。また、併発症や個々の病態に対応できるよう脳神経外科、神経内科を中心として、循環器科、内科、呼吸器科、消化器内科、麻酔科、外科、呼吸器血管外科、整形外科等の力を結集し、チーム一丸となって信頼を得られる医療をめざしているところです。

京都の西方、山陰街道(京から亀岡、丹波、福知山を経て山陰地方へ繋がる、現在の国道9号線)と物集女街道(嵐山から南下し向日市で西国街道に合流)との交点に位置するシミズ病院は、シミズ病院グループの中核施設であり、地域における脳神経疾患の基幹病院としての機能が求められています。

当グループは、洛西シミズ病院、亀岡シミズ病院、洛西ニュータウン病院の急性期を担う病院とともに、各種の健診等を行う四条大宮クリニック、ふないの里やひまわりの里の介護老人保健施設とアイリス福祉会や清和会みわの特別養護老人ホーム等の介護施設、さらには在宅を支援する種々の介護関連事業所より成り立っています。今後、洛西シミズ病院に回復期リハビリ病棟が充実された中で、当院は診断、急性期治療から早期のリハビリテーションへの円滑な医療体制を提供するグループの一員として役割を担ってまいります。

シミズ病院は、60年近く前に町の身近な一医院であるシミズ外科が原点となりスタートしました。当時の開設の精神を忘れることなく、「患者さま、ご家族のすぐ側に立ったきめ細かな医療」を行い、「脳神経外科ならシミズ病院」との信頼を得るよう今後も取り組んでいく所存です。

シミズ病院について

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シミズ病院は、シミズ病院グループの中核施設で救命救急を使命とし、脳神経外科を中心に高度で質の高い医療を提供しております。

主要な設備としては、MRI(GE横河SIGNA HDx 1.5T)、CT(東芝 Aquilion64)、DSA(シーメンス社AXIOM Artis dBA Rebio)、高気圧酸素治療装置、CUSA・手術用顕微鏡(カールツアイス社 OPMI Pentero)などを設置しております。

当病院は、脳神経外科を中心とする24時間の救急病院です。入院ベッド数143床、うち脳神経外科専用は120床・検査や手術も24時間体制で臨んでいます。 また、脳神経外科の手術は緊急並びに長時間を要するため、熟練した看護師を手術室に配置し運営しています。地域の病・医院との連携も密にしており、紹介患者さまは必ず受け入れることを鉄則にしております。

また、当病院と洛西シミズ病院は専用の救急車をそれぞれ一台ずつ配備し、他の医療機関から要請があった時等は急変に備えて可能な限り、医師又は看護師が救急車に同乗し迎えに行くようにしております。

リハビリテーション部門を充実させ理学療法・作業療法・言語療法にも力をいれ、術後や急性期の早期リハビリテーションにも対応しております。近年では診察室を増設し、脳神経外科は3診制(曜日により2~4診制)を導入し、待ち時間の短縮に努めております。また外来診療では当日検査、当日診断をモットーに日々診療を行っております。

基本方針

  • 01
    患者さまの人格を尊重し、わかりやすい説明と納得、同意に基づいた信頼される医療を提供します。
  • 02
    脳疾患専門医療施設として、高度先駆的な医療を提供します。
  • 03
    地域医療機関との連携と、救急医療の充実により、地域の方々に安心できる医療を提供します。
  • 04
    効率的で健全な病院運営と、清潔で安全、快適な療養環境の確保に努めます。
  • 05
    すべての職員は親切で優しい対応を心がけるとともに、常に自己研鑽に努めます。

医療安全管理指針

基本理念
医療現場では、医療従事者のちょっとした不注意等が、医療上予期しない状況や、望ましくない事態を引き起こし、患者の健康や生命を損なう結果を招くことがある。

われわれ医療従事者には、患者の安全を確保するための不断の努力が求められている。さらに、日常診療の過程に幾つかのチェックポイントを設けるなど、単独、あるいは重複した過ちが、医療事故というかたちで患者に実害を及ぼすことのないような仕組みを院内に構築することも重要である。

本指針はこのような考え方のもとに、それぞれの医療従事者の個人レベルでの事故防止対策と、医療施設全体の組織的な事故防止対策の二つの対策を推し進めることによって、医療事故の発生を未然に防ぎ、患者が安心して安全な医療を受けられる環境を整えることを目標とする。本院においては病院長のリーダーシップのもと、全職員がそれぞれの立場からこの問題に取り組み、患者の安全を確保しつつ必要な医療を提供していくものとし全職員の積極的な取組みを要請する。

基本方針

私たちは、患者さまが次の権利を有していることを認識し、これらを尊重いたします。
  • 人としての尊厳を保ち、良質な医療を受ける権利。
  • わかりやすい説明を受け、自分の意思で治療方法などを同意・拒否する権利を有し、拒否した場合にも起こる医学的結果について知る権利。
  • プライバシーへの配慮を求める権利。
  • 思いやりのあるサービスを受ける権利。
  • 一方、患者さまにも他の患者さまの治療や病院職員による医療提供に支障を与えないように配慮する責務が生じます。
救急・急患は24時間365日対応

〒615-8237
京都市西京区山田中吉見町11-2

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