パーキンソン病の症状と治療(震えだけじゃない!パーキンソン病の症状とその対策)
病気の豆知識 (第二回 パーキンソン病)
脳神経内科 大谷部長監修による『病気の豆知識』の第2号。
今回は『パーキンソン病』です。
パーキンソン病は、脳(特に黒質という部位)のドパミン神経細胞の変性・脱落を中心とする、ゆっくり確実に悪化する神経変性疾患で、50歳代後半から60歳代をピークに発症します。
パーキンソン病の様々な症状(多系統変性疾患といえる)
- 運動系の障害 : 振戦、筋強剛、無動、姿勢反射障害
- 精神系の障害 : うつ、無欲動、不安、無快楽、幻覚
- 認知系の障害 : 注意欠落、認知機能障害
- 睡眠障害 : レストレスレッグス症候群(むずむず足症状)、不眠、
REM期睡眠行動異常、日中の過度の眠気
- 自律神経系障害: 起立性低血圧、膀胱直腸障害、発汗過多、性機能障害
- 感覚系の障害 : 痛み、しびれ、嗅覚障害
- その他 : 体重減少、体温調節障害、疲労、脂漏れ
パーキンソン病の正確な診断は、脳神経内科(神経内科)専門医の神経学的所見(神経診察)と 画像検査(放射線学的検査)によってなされます。 そして、早期より薬物治療を計画的に開始することで予後に差が出てきます。
パーキンソン病を疑わせるような症状が見られたら、できるだけ早期に脳神経内科(神経内科)を受診して下さい。
患者、家族、医療スタッフ、一緒に対策 を考えていきましょう。
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病気の豆知識 (第2回 パーキンソン病) (shimizu-hospital.or.jp)
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