血栓が脳につまらない話
シミズ病院脳神経外科部長の垣田寛人医師が、2023年1月21日(土)フィットネスクラブpinos洛西口店で開催した「京都西山血栓症予防プロジェクト」で、血栓症をテーマに講演しました。
血栓症とは、血管内にできた血の塊(血栓)がつまり、血液の流れを止めてしまう病気のことです。そして、血栓が詰まる場所によって、さまざまな病気が引き起こされます。脳の血管に血栓がつまると脳梗塞に、心臓の血管に血栓がつまると心筋梗塞になる等、重病の原因となります。なかでも脳の太い血管に血栓がつまる心原性脳塞栓症(脳梗塞)は、脳の大部分に悪影響を生じ、最悪の場合は死に至る危険性もあります。
そこで、このような脳梗塞を発症しないためには、まずは生活習慣病予防が必須です。普段の食生活では塩分を控え、禁煙し、適度な運動も行うなど血栓症予防に努めましょう。また、季節にかかわらず水分を十分に接種する習慣を身につけましょう。