2021/06/07

スマートウォッチで脳卒中予防

 突然発症する脳卒中は、一瞬でその人の人生を激変させます。脳の血管が詰まったり出血したりすることで発症する脳卒中の原因は、高血圧や脂質異常症(高コレステロール血症)、喫煙、糖尿病、一部の不整脈です。予防にはこれらの危険因子をそれぞれに取り除いておくことが大切です。その中で長嶋監督、小渕首相なども発症した突然の重症脳梗塞の多くの原因は心房細動という不整脈です。この不整脈があると心臓の中に知らぬ間に血液の塊(血栓)ができ、はがれて脳の血管に流れて詰まることで脳梗塞を発症させます。心房細動は自覚症状のないこともあり、発作的にだけ出たりすることもあります。常に心電図を記録していなければわからないこともあるので厄介な不整脈といえます。

 ところが今年(2021年)の1月からアップルウォッチ(シリーズ4~6)に心電図記録ができる機能がつきました。

自分で不調を感じたときにアプリを立ち上げて左手首装着の人は右手人差し指をリューズに触れると30秒記録されます。画面でも自分の心電図が見えます。ただし虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や心不全は診断できないのであくまでも不整脈の診断の手助けと考えたほうが良いようです。

 記録して医師に見せることもできるようで、ヘルスケアの能力はとても高いスマートウォッチのようです。