2023/09/01

今コロナワクチンを打つべきか?



 令和5年(2023年)4月1日現在、日本ではファイザー社の従来ワクチン(12歳以上用/5歳~11歳用/生後6か月~4歳用、1価)、武田社(ノババックス)のワクチン、ファイザー社(12歳以上用/5歳~11歳用)とモデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチンが、予防接種法に基づく接種の対象となっています。



コロナワクチンは薬事承認前に、海外で発症予防効果を確認するための臨床試験が実施されており、90%以上の高い発症予防効果が確認されています。また、90%以上の重症化予防効果を示す報告等があります。ただこれらのデータは、オミクロン株が流行する前のものであることに留意する必要があります。さまざまな研究において、現在のワクチンについてはオミクロン株の発症予防等の効果はデルタ株と比較して低く、その効果も接種後3ヶ月くらいから経時的に低下することが報告されています。また、新型コロナウイルスは次々と変異を繰り返しており、現在日本を含む全世界で主流のXBB株に対しては現在のオミクロン対応ワクチンは効果が低下していることも多くの研究で示されています。厚生労働省は、今秋からこのXBB対応ワクチンに切り替えていく方針であると発表しています。


しかし現在接種されているワクチンの効果がない訳ではありません。ウイルスの変異が起こっても共通する部分があるので、一定の効果があることは示されています。さらに追加接種により、コロナウイルス抗体価も上昇することも示されています。新型コロナウイルス感染症は今もまだまだ流行期にあり、第9波が終息している気配はありません。オミクロン株による新型コロナウイルス感染では、入院が必要になるほど重症化するリスクは、デルタ株に比べて低いとされています。 ただ、高齢者や持病のある人など、一定の割合で重症化リスクの高い人がいます。よって高齢者や基礎疾患をもつ方は、前回接種から3ヶ月以上たっている場合は追加接種を検討すべきと考えます。


ワクチン接種後、体内で新型コロナウイルスに対する免疫ができる過程で、さまざまな症状(注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等)が現れることがあります。こうした症状の大部分は、数日以内に回復していきます。しかし、中にはアナフィラキシー反応のように重大な副反応を起こすことも報告されています。ワクチン接種を考慮されている場合には、かかりつけの主治医にご相談ください。




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