■内鏡視下手根管開放術(手・手首)
手首と手のひらに切開を加えて正中神経や屈筋腱が通っている手根管内に内視鏡を挿入し、手根管の手のひら側にある屈筋支帯(横手根靭帯)を切離することにより正中神経の圧迫を取り除きます。
多岐に渡る領域の専門医が揃っている、
だから高度で低侵襲の治療ができる。
※午前(1診) 月・火・水・木・金・土 ☆予約制(予約優先) ★初診のみ ※午前(2診) 月・火・水・木・金 ☆予約制(予約優先) ※午前(3診) 火・木 ☆完全予約制 ※午後(1診)木 ☆完全予約制
鎖骨を含む肩甲骨と上腕骨からなる肩関節周辺の疾病、外傷を治療対象としています。
肩関節に障害を生じる疾病は、一般的に五十肩と言われる肩関節周囲炎を中心とした疾患群をはじめ、腱板断裂、石灰沈着性腱炎、胸郭出口症候群などがありますが、反復性肩関節脱臼、肩関節不安定症、変形性肩関節症をはじめとする一般の整形外科では診断や治療が難しい傷害も数多くあります。
強い夜間痛、上肢の挙上困難などが起こる肩関節は、日常生活や社会活動、さらに趣味、運動に支障をきたします。このような患者さまに対して的確な診断と適切な治療を行うべく、日々診療にあたっています。
外傷による手関節や手指の骨折、腱や靭帯などの損傷、腱の通る腱鞘での炎症により手指を動かしたときに痛みを生じる腱鞘炎、手部で神経が圧迫されてしびれを生じる手根管症候群など、手の周囲の傷病に対して治療をしています。症状や病態によって保存加療(薬・注射など)が困難な場合は、手術による治療を行います。
手首と手のひらに切開を加えて正中神経や屈筋腱が通っている手根管内に内視鏡を挿入し、手根管の手のひら側にある屈筋支帯(横手根靭帯)を切離することにより正中神経の圧迫を取り除きます。
脊椎は頸椎・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨で構成され、主に体幹の支持、体幹の可動性、脊髄神経の保護の3つの働きがあります。これらの働きが加齢性変化や外傷により損なわれた際に頸部、腰背部の痛みや手足のしびれ、麻痺症状が現れ、日常生活に支障を来すと治療が必要となります。治療は薬物療法やブロック注射、装具療法など保存的治療を優先し、これらで満足のいく効果が得られない場合に手術治療を提案し、十分に説明したうえで行うよう心掛けております。
日々の生活で膝、股関節といった関節はとても重要な役割を果たしています。立ったり、しゃがんだり、そして歩いたりといった移動をするために必要不可欠な部位です。
洛西シミズ病院の膝・股関節外来では、患者さまの状態に合わせて関節の機能温存のための手術や、症状が進んだ場合には人工関節の手術を行っています。手術後、リハビリテーション、生活環境のケアまでを全体的にカバーできることが当院の特徴です。
関節を神経のない人工物に置き換えることで痛みが取れ、関節の動きがよくなって歩きやすくなります。QOL(日常生活の質)を高める治療効果の高い手術です。
足の外科は膝下から足趾までの疾患と外傷を専門とする整形外科の一分野です。疼痛、変形および機能障害を抱えた足関節や足は、日常生活、社会活動さらにはスポーツ活動に支障を来します。このような患者さんに対して的確な診断と適切な治療を行うのが足の外科専門医です。
当科の特色として、1)30年以上にわたる豊富な臨床経験と最新の知見に基づいて診療を行っている、2)一般の足部疾患・外傷のみならず難易度の高い疾患にも対応している、3)治療成績向上のため学術活動を続けている、があげられます。
足関節鏡視下手術(距骨骨軟骨損傷、遊離体など)、変形矯正術(外反母趾、扁平足など)、関節形成または固定術(変形性足関節症、リウマチ性関節症、強剛母趾など)、観血的骨接合術(足関節・足部骨折など)、腱・靱帯再建術(腱断裂、靱帯損傷など)、その他
(各年1月~12月累計)
2020年 | 2019年 | 2018年 | ||||
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頚椎手術 | 頚胸椎 | 骨折、外傷の手術 | 0 | 0 | 0 | |
直視下手術 | 5 | 6 | 10 | |||
鏡視下手術、低侵襲手術 | 0 | 0 | 0 | |||
腰仙椎 | 骨折、外科の手術 | 0 | 0 | 0 | ||
直視下手術 | 14 | 9 | 11 | |||
鏡視下手術、低侵襲手術 | 14 | 17 | 21 | |||
その他 | 側湾症手術 | 0 | 0 | 0 | ||
腫瘍手術 | 0 | 0 | 0 | |||
骨盤 | 骨折、外傷の手術 | 0 | 0 | 0 | ||
上肢手術 | 肩関節 | 骨折、外傷の手術 (鎖骨、肩甲骨を含む) |
38 | 45 | 47 | |
直視下手術 | 腱板断列 | 1 | 0 | 1 | ||
肩関節不安定症 | 0 | 1 | 0 | |||
その他 | 6 | 6 | 1 | |||
鏡視下手術 | 腱板断列 | 15 | 21 | 25 | ||
肩関節不安定症 | 2 | 1 | 5 | |||
その他 | 3 | 9 | 3 | |||
肘関節 | 骨折、外傷の手術 | 19 | 18 | 18 | ||
直視下手術 | 肘部管症候群 | 2 | 1 | 2 | ||
人工関節置換術 | 1 | 1 | 0 | |||
靭帯再建術 | 2 | 1 | 1 | |||
その他 | 2 | 1 | 1 | |||
鏡視下手術 | 1 | 0 | 0 | |||
手部、手関節 | 骨折、外傷の手術 | 100 | 118 | 110 | ||
直視下手術 | 末梢神経手術 | 2 | 6 | 3 | ||
関節形成術 (固定術を含む) |
1 | 7 | 2 | |||
腱・靭帯再建術 | 5 | 8 | 3 | |||
顕微鏡下手術 | 1 | 0 | 1 | |||
その他 | 38 | 48 | 65 | |||
鏡視下手術 | 手根管症候群 | 13 | 16 | 8 | ||
その他 | 0 | 0 | 0 | |||
骨幹部 上腕 | 骨折、外傷の手術 | 5 | 5 | 4 | ||
前腕 | 骨折、外傷の手術 | 2 | 5 | 6 | ||
下肢手術 | 股関節 | 骨折、外傷の手術 | 人工骨頭挿入術 | 46 | 45 | 49 |
骨接合術 | 71 | 80 | 82 | |||
その他 | 0 | 0 | 0 | |||
直視下手術 | 人工骨頭挿入術 | 23 | 20 | 22 | ||
関節形成術 (骨切り術) |
0 | 0 | 0 | |||
その他 | 2 | 0 | 3 | |||
鏡視下手術 | 0 | 0 | 0 | |||
膝関節 | 骨折、外傷の手術 | 12 | 15 | 18 | ||
直視下手術 | 人工骨頭挿入術 | 33 | 23 | 20 | ||
関節形成術 (骨切り術) |
11 | 9 | 10 | |||
その他 | 3 | 6 | 5 | |||
鏡視下手術 | 靭帯再建術 | 6 | 7 | 2 | ||
その他 | 13 | 21 | 21 | |||
足部、足関節 | 骨折、外傷の手術 | 46 | 41 | 33 | ||
直視下手術 | 矯正術 | 26 | 22 | 27 | ||
関節形成術 (固定術を含む) |
5 | 17 | 13 | |||
腱・靭帯再建術 | 13 | 8 | 6 | |||
その他 | 15 | 10 | 13 | |||
鏡視下手術 | 3 | 3 | 4 | |||
骨幹部 大腿 | 骨折、外傷の手術 | 8 | 14 | 14 | ||
下腿 | 骨折、外傷の手術 | 3 | 4 | 12 | ||
腫瘍の手術 (脊椎を除く) |
良性軟部腫瘍手術 | 4 | 8 | 11 | ||
悪性軟部腫瘍手術 | 0 | 0 | 0 | |||
良性骨腫瘍手術 | 1 | 3 | 4 | |||
悪性骨腫瘍手術 | 0 | 0 | 0 | |||
内固定材料抜去術 | 97 | 120 | 123 | |||
その他の手術(上段のいずれにも分類困難な手術) | 12 | 7 | 0 | |||
外傷手術合計(各部位の骨折、外傷の手術の合計) | 350 | 390 | 393 | |||
疾病手術合計(外傷以外の手術、ただし内固定材料抜去術は除く) | 286 | 316 | 324 | |||
総件数(内固定材料抜去術 + その他の手術 + 外傷手術合計 + 疾病手術合計) | 745 | 833 | 840 |
整形外科では、医師が治療を行います。レントゲンやMRIの検査及び痛み止めや湿布などの投薬、さらに、理学療法士などリハビリ専門職による治療も行います。
それに対して整骨院は、骨折や脱臼、打撲、捻挫などの怪我に対して、主に施術者の手を用いて施術を行う専門家です。整骨院は柔道整復師が常駐しているところであり、基本的には「脱臼」や「捻挫」「鞭打ち」「打撲」など、原因がはっきりしている急性の問題に対して対処をするところになります。医師と同様に国家資格ですが、医師のような医療行為を行うことはできません。なお整体は、整体師がマッサージや矯正を行ったりするところです。整体は健康保険が使用できません。
しびれの原因は、さまざまです。首腰の変形やヘルニアなどが一般的ですが、そのほかの原因として、脳、脊髄、などの神経が障害されたもの、血流障害によるもの、自律神経の障害、筋肉や関節の障害によるしびれなどがあります。当グループでは、症状や病態に応じて保存加療(薬、注射など)が困難な場合は手術による治療を行っています。
骨粗鬆症は、ある年齢になった人を対象に市町村の保健センターや保健所などで、定期健診を行っています。当グループの整形外科においても検査治療を受けられます。骨粗鬆症は、骨だけの治療ではなく、全身の代謝に関係している病気です。
整形外科は運動器の疾患を扱う診療科です。スポーツ傷害や交通外傷、労働災害などによる外傷のほとんどは整形外科の疾患です。切創、挫創などのケガ、打撲、捻挫、骨折、脱臼、関節損傷、脊髄損傷、開放骨折、切断指・肢などは、整形外科が扱います。整形外科が扱わない外傷には、頭部・顔面外傷や心臓・肺損傷、腹部外傷などの臓器外傷、泌尿・生殖器損傷などがあります。
当院では、症状や病態に応じて保存加療(薬、注射など)を行いますが、困難な場合は手術による治療を行うことになります。まずは、担当医師にご相談ください。
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