肛門外来(完全予約制)

外来担当医表

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午後診 14:00 ~ 16:00 永井 利博

スタッフのご紹介

  • シミズ病院ホームページ肛門外来 写真
    医師名 永井 利博 役職 非常勤外科医師 (洛西シミズ病院顧問兼外科部長) 資格・経歴 日本外科学会認定医・専門医・指導医
    日本消化器病学会専門医
    米国外科学会フェロー
    内痔核ALTA療法講習会終了
    麻酔科標榜医
    医学博士

肛門外来のご紹介

心身ともに健康な生活を続けるためには、肛門機能を正常に維持することも重要です。肛門に痛みや出血などの症状でお悩みの方は、肛門外来受診をお勧めします。診療ご希望の方は、当日11:00までにご予約をお願いいたします。

主な病気と治療方法

内痔核(イボ痔)の治療
 内痔核は直腸下端から肛門粘膜下の静脈瘤がその本態です。発症後早期には、痛みが無く排便時の出血に気づくことが多いですが、中期や後期になると痔核が肛門から脱出して痛みを感じるようになり、脱肛と診断されます。早期の内痔核は坐薬で治療しますが、出血が続く場合や脱肛症状が出るようになると外科治療の対象となります。
 当院では、肛門粘膜を充分温存するように内痔核(粘膜下静脈瘤)を切除しています。硬化剤であるジオンを粘膜下に注入して治す方法は適応がある方に用いています。


外痔核(イボ痔)の治療
 外痔核は内痔核と異なり、肛門粘膜下の血腫がその本態です。硬い便が出た時などに肛門粘膜下の血管が破綻して出血します。出血が粘膜下に溜まって血腫となり、外痔核となります。外痔核は排便後に急に肛門の縁に出現して痛みを伴います。粘膜下に出た血液は次第に吸収されますので、外痔核の治療は坐薬と便通コントロールが基本となります。


裂肛(切れ痔)の治療
 肛門が裂けるというびっくりするような命名ですが、通常切れ痔と言われます。排便後に痛みと出血を伴う症状で発症し、肛門粘膜の浅い裂傷がその病態です。急性裂肛の場合は、坐薬や便通コントロールの保存的治療が基本です。慢性裂肛となれば手術を検討します。


肛門周囲膿瘍の治療
 肛門上皮は皮膚の上皮と直腸粘膜が癒合する部位ですがその境界部のポケット(陰窩)で細菌が繁殖して炎症が肛門括約筋を貫通して肛門縁近くまで広がり、膿瘍が形成された状態が肛門周囲膿瘍です。通常、肛門周囲が赤く腫れて痛みを伴います。放置すれば、破れて排膿します。その結果、陰窩と肛門周囲の排膿部がつながって痔瘻となります。陰窩からの炎症が肛門周囲に広がらず、骨盤の奥に向かうと坐骨直腸窩膿瘍や、骨盤直腸窩膿瘍となります。
 治療の基本は早期の切開排膿と適切なドレナージ処置です。


痔瘻の治療
 肛門周囲膿瘍から痔瘻が形成されますが、痔瘻の瘻孔は通常肛門括約筋を貫通して形成されるため、括約筋を温存する治療が基本です。当院では痔瘻のくりぬき切除をしばしば用いて治療しております。また、痔瘻に管を通すシートン法を用いる場合もあります。


痔疾に似ている病気:肛門周囲感染性粉瘤
 粉瘤は頭部から足まで全身に発症する皮膚疾患で、肛門周囲に発症して感染すると、一見肛門周囲膿瘍とよく似た外観となります。


痔疾に似ている病気:肛門周囲慢性膿皮症
 膿皮症は、臀部や会陰部に好発する皮下の化膿性疾患で、肛門周囲膿瘍に間違われることがあります。


脱肛に似ている病気:直腸粘膜脱と直腸脱
 内痔核が中期になると粘膜下静脈瘤が肛門粘膜をかぶって排便時に脱出して脱肛となりますが、直腸粘膜脱は静脈瘤を伴わず粘膜のみが脱出する病態で、直腸脱は直腸壁が全周性に脱出する病態です。


以上のさまざまな肛門と肛門周囲の疾患に対応して治療しています。

診療日時

毎週・月曜日 14:00~16:00(完全予約制)

予約制:診療ご希望の方は、当日11:00までにご予約をお願いいたします。

担当医:永井 利博