2022/07/18

“熱中症”と“脳梗塞”

今年も暑い夏がやってきました。

さて、気温の上昇とともに増加するのが熱中症ですが、脱水による脳梗塞も増加します。脱水が生じると循環血液量が減少して、脳の隅々まで血液がいきわたらなくなり脳梗塞が起こります。MRIなどの脳の検査をしたことがある方で、特に、血管に細いところがあると指摘された方は要注意です。

熱中症と脳梗塞の症状は似たような部分がありますが、脳梗塞の場合、左右どちらかの手足が動かしにくい、しびれるなど左右差が生じます。また、ろれつが回らない、言葉が出ないなどの言語障害も出現することがあります。そのような症状が出たときは、熱中症だろうと決めつけて様子を見ずにすぐに脳神経外科を受診しましょう。発症間もない時にしか投与できない薬もあり、脳梗塞治療は時間との勝負です。

皆さん、十分な水分摂取を行って、熱中症や脳梗塞に注意して暑い夏を乗り切りましょう!!